新宿駅東南口、東口から1分。日本酒と十割蕎麦のお店、UONOSU~魚ノ巣~です。
日本酒って特定名称の違いや、酒米の違い、温度によって
いろいろな顔が合って面白いですよね!
特に、視覚で楽しませてくれるのも日本酒の楽しみの一つで、
可愛いラベルやかっこいいラベル、なかには挑発的なラベル(笑)などなど・・・
本日は、ラベルから想像できないような日本酒をご紹介します!
”るみ子の酒”
三重県伊賀市の「森喜酒造」で製造された日本酒。
”るみ子の酒”の歴史を知れば知るほど
非常に感銘を受けたのでここから長文になります。(笑)
物語は、
「造り酒屋の跡取り娘として生をうけました。
大学を卒業し、製薬会社へ勤務しておりましたが、父が脳梗塞で倒れ、急遽主人と結婚し、家業を継ぎました。」
この書き出しから始まるお手紙を、※尾瀬あきら先生に送ったのが、
三重県伊賀地方でたった二百石足らずの小さな小さな酒蔵、森喜酒造の蔵元、”森喜るみ子さん”。
※尾瀬あきら先生・・・「夏子の酒」という日本漫画の作者。
1988年から1991年にかけ「モーニング」に連載され、
1994年にはテレビドラマ化された、
造り酒屋を舞台とした社会派の物語で、
酒米を題材に日本の米作り・農業問題を取り上げるとともに、
日本酒業界の抱える構造的問題を世に知らしめた漫画。
夏子をほうふつとさせる、るみ子さんが尾瀬先生に送った手紙は、
尾瀬先生にとってもひときわ印象的で、
「私は来季も、夏子のように蔵に閉じこもると主人に宣言」
「やがて生まれてくる三人目の子のためにも、母として頑張るつもり」
この手紙をきっかけに、尾瀬先生と親しい蔵元や酒屋さんが、「放ってはおけない」
とばかりに伊賀にとび、蔵仕事を手伝ったり、アドバイスしたりという素敵なつながりが生まれました。
”るみ子の酒”はそんな状況の中から生まれた純米酒です。
るみ子さんの”覚悟”や”想い”に非常に感銘をうけます。
私たち日本酒を扱う飲食店は、一つでも多くの日本酒の歴史を知り、
お客様に販売していくことが使命の一つだと考えております。
”たくさん売ります!”
とるみ子さんに伝えたいと想いながら
ブログを書いています!(^^)!
長文になりましたが、お付き合い頂きありがとうございます!!
本日も真心を込めて営業致します。